この会議には、長野拠点(原田、岡田)松本(小野)御代田(市村、西)飯山(小関)坂城(奥田、丸橋、小宮山)上田千曲(倉橋)が参加しました。
1.今年度活動の基本的考え方
ナルクで出会いと安心と生き甲斐が得られているか
実際に活動する人は会員の1/3、長続きせずやめていく人も多い。
「会報が送られてくるだけで声もかからない。時間活動預託の誘いがない。友達が出来なくて淋しい」などの理由で退会されている。ナルクへの入会動機は「会員の誘いで」が4割、「新聞かTVを見て」が6割。
会員の皆さんの入会目的は「自立して元気なうちにボランティアをさせて貰い、生き甲斐と健康を得たい。」「ボランティアした時間を預託しておき、いざというときや遠隔地にいる両親の介護に使いたい」「ボランティアや親睦、クラブ活動を通じて、支え合える心の許せる友を得たい」の三点につきる。
全ての拠点が「出会い」と「生き甲斐」の得られる活動として次の諸点の実践をする。
1) 利用者を増やすため、コーディネート能力を高め、要支援者への派遣開拓を行う。そのため、社協、行政の福祉担当窓口、包括支援センター、特養、老健、老人ホーム、病院を定期的に訪問し密接な連携を図る。
2) 新入会員のオリエンテーション、研修を洩れなく実施し、優先的にコーディネートする。
3) 全会員のボランティア登録を定期的に更新する。
4) コーディネートは万遍なく行き渡るように配慮する。
5) 運営委員の数を増やし、それぞれが担当分野を担うようにする。
6) 声かけ誘い合わせ運動を
拠点の会報に行事予定や具体的ボランティア活動の要請が書いてあるから会員は熟知していると思うのは誤り。会報を読まない会員が半数を超すのが実情です。諸行事や活動への要請は連絡網を作って声かけをしていく。未参加会員については担当者を決め誘い合うことが大事。
地域包括支援センターとの連携強化を
介護保険法の改正で、要支援者の増大の中、ケアマネはケアプランに組み込めるサービス提供者(団体)を探している。ナルク加入を条件に支援を進める。
組織委員会を軸に5年後300拠点6万人に
文字通りの遠隔支援実施に向け、全国に拠点を拡充していく。
本来事業を支える「その他(収益)事業」の開発と定着化
ナルクは継続的、事業型のボランティアNPOなので本部、拠点共に事務所を設け、事務所当番やコーディネートを置き「何時でボランティアの申し込みを受け、すぐにボランティア提供者を派遣できる」体制にする。そのための運営経費を捻出するためには一ヶ月100時間を超える時間預託活動が必要。
生活研究アドバイザー事業(高齢者向けの新商品や、新規事業のマーケッティングを企業の依頼に応じ会員のキャリアを生かして「アンケート調査」「グループインタビュー」「モニター」等に会員が参加する。参加した会員には時間預託が得られ、企業からの収入は本部、拠点に入る仕組みになっている。)
出版事業
エンディングノート(拠点には一冊に付300円の還元)、お父さんの初めての料理(拠点には一冊に付200円の還元)の販売で財政活動の強化を。
中央福祉調査センター事業(介護保険で義務づけられた外部評価の調査活動)で拠点財政を充実させる。長野県内では各拠点に10万円程度が財政となる。
高齢者の声を政策提言に
などが活動の指針。
具体的な事業計画
(1)顔の見える組織にし、声かけ誘い合わせ運動を
(2)地域包括支援センターを定期訪問し連携強化を
(3)施設ボランティアから在宅ボランティアへ
(4)障害者の送迎や介助を増やそう
(5)環境美か奉仕活動はナルク得意のボランティア
(6)子育て支援推進委員会がリードして全拠点の活動へと拡大(出生率向上に役立ちを)
(7)同好会、クラブ活動を多彩に行い、全員参加のイベントも月1回は実施
(8)団塊世代の入会を高め今年度会員数を12000世帯にする。
(9)拠点ホームページの充実と交流研修会の実施
(10)ナルクHOW縁結びの普及と充実を(少子化対策への貢献に)
(11)拠点リーダー養成講座の実施
(12)簡単な介護研修の実施(10,12,2月の三回。ナルク介護サポーターを養成していく)
(13)15周年記念行事(京都にて総会。@拠点でバス等で参加出来るように準備する。A東京から京都まで中山道を歩く計画。その時の協力をする。)
その他にも、事務的な内容で、打ち合わせがありました。
※9月末までの決算報告書を10月27日までに本部へ提出
各拠点からの要請
@長野拠点─10月22,23日にナルク本部視察を計画。京都の時代祭を見学し、ナルク本部を視察。バスを使用し、費用は3万円以内で企画。参加して欲しいとの要請。
A御代田拠点─11月15日から25日の間で本部高畑敬一会長の都合の良い日設定して招待し、そば打ち会を上田千曲拠点と共催で実施したい旨の要請を受けました。運営委員会で検討します。
報告者 事務局長 倉橋重松 |